皆さんこんばんは!
オーラ全開の主役よりも、味のある脇役のほうに目がいってしまう。
キートンでございます!
さあ、今は絶賛ゴールデンウィーク。
いかがお過ごしでしょうか?
こんな時こそゆっくり映画でも観て、心をリフレッシュしませんか?
。。。ということで、今週も始めてまいりましょう、"キートンのおすすめシネマ"のコーナー!
今日のおすすめシネマは。。
「シンドラーのリスト」
です!
今回の舞台は、ナチス時代のドイツ。
決して軽い気持ちで観ることはできない作品ですが、様々なことを考えさせられる傑作です。
それでは、魅力に迫って参りましょう!
【魅力① 強いメッセージ性】
本作で描かれているのは、
第二次世界大戦中に実際に起きたユダヤ人大量虐殺(通称ホロコースト)です。
ヒトラーによるユダヤ人迫害は有名ですが、
実際に映像で見るとその生々しさは目を覆いたくなります。
強制労働をさせたり、街で銃を乱射したり、アウシュヴィッツなどの収容所に送り込んで殺害したり。
監督のスティーブン・スピルバーグは、これらの出来事を強いリアリティを持たせて見事に描いています。
さあ、そんな悲劇の真っ只中にいるユダヤ人の前に現れたのが、
ドイツ人実業家のオスカー・シンドラーでした。
彼はなんと自分の工場に雇うことで、収容所にいたユダヤ人達を救い出したのです。
なんとユニークかつ賢いやり方でしょうか。
その結果、救われたユダヤ人の数は1200人ほどと言われています。
その時に作られたのが、シンドラーのリスト。
後に彼はユダヤ人たちから、感謝を込めた1つの指輪が贈られます。
聞いているだけでも涙が出るような、素晴らしいお話ですよね。
と言っても、最初からシンドラーがそのような素晴らしい考えを持った人物だったかと聞かれたら、そうでもないのです。
その詳しいいきさつは、実際に作品をご覧下さい!
僕は以前大学のゼミで、ユダヤ人を勉強していていて、その悲劇的な歴史についても学んでいました。
そんな時に、本作を観るとより一層、心が揺さぶられたのを覚えています。
ユダヤ人の不遇の歴史。
ユダヤ人の伝統。
なぜユダヤ人は迫害されたのか。
など、調べてみると面白いのでぜひ興味があれば、調べてみてください!
【魅力② スピルバーグ監督の手腕】
先ほども名前が出ましたが、本作の監督は、スティーブン・スピルバーグ監督です。
スピルバーグといえば、世界で最も有名な映画監督と言っても過言ではないと思いますが、
何となくSF映画のイメージがありませんか?
「未知との遭遇」
「E.T.」
「ジュラシック・パーク」
など、多くの有名作品がありますね。
しかーし!
彼の凄さは、作品の完成度もさることながら、そのジャンルの幅広さにもあります。
・トレーラーから追い回される恐怖を描いた鮮烈な出世アクション作
「激突」
・誰もが知る名アドベンチャー映画
「インディジョーンズ」シリーズ
・第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦を描いた戦争映画
「プライベート・ライアン」
・天才詐欺師とそれを追うFBI捜査官を描いたドラマ作品
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
などなど。
驚くほど様々なジャンルに挑戦し、どれも恐ろしく高い完成度を誇っています。
加えて、彼の作品の魅力はそのわかりやすさ。
難しいメッセージが入った内容も、非常にシンプルにわかりやすく描いてしまいます。
本作もまさに当てはまります。
名作とは、実はとてもシンプルなもの。
この完成度の高さとシンプルさのバランスこそ、彼がここまで名作を生み出すことができたポイントなのではないかと思います。
本作を気に入った方は、スピルバーグ監督の他の作品も見てみてくださいね!
【魅力③ 胸に迫る音楽】
本作の音楽を担当しているのは、大作曲家ジョン・ウィリアムズさんです。
この方も、僕が惜しみない尊敬を捧げている作曲家の1人です。
映画作曲家の中でも、圧倒的な実績を持っていらっしゃる方です。
誰?知らないなあ。
はい、今そうつぶやかれたそこのあなた!(笑)
そんなあなたも、この方の音楽には間違いなく触れたことがあると思いますよ!
彼の代表的な作品を見てみましょう。
・屋根の上のバイオリン弾き
・ハリー・ポッターシリーズ
・ジョーズ
・スター・ウォーズシリーズ
・スーパーマンシリーズ
・未知との遭遇
・E.T.
・インディ・ジョーンズシリーズ
・ホーム・アローンシリーズ
などなど。
ほら、触れたことあるでしょう?(笑)
こうしてみるととてつもない名作ばかりですよね。
これを見ても、名作と名曲というのは切り離せない関係にあるということがわかります。
また、お気づきの方もいるかもしれませんが、スピルバーグ作品が多いと思いませんか?
実は、彼はスピルバーグ監督とのコンビが非常に多いんですね。
やはり、高い才能を持つもの同士は惹かれ合うんでしょうか。
本作では、哀愁漂うメロディが印象的です。
作品の世界観を際立てつつ、主張しすぎない。
いやー、映画音楽も奥が深い。。
さて、今週はここまで!
では、皆さん良いゴールデンウィークを!
キートンでした。
*6月10日ワンマンライブ、予約受付中!
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