皆さんこんばんは!
久しぶりにコンタクトをつけると、間違えてメガネを上げる仕草をしてしまう
キートンでございます!
随分ご無沙汰してしまいました!
ここ最近雨が続いていましたが、ようやく天気が回復してきましたね。
たまには雨も悪くないけど、やっぱり晴れだとテンション上がるなあー。
今後はまた定期的にブログを更新していくつもりなので、よろしくお願いします!
それでは、映画をご紹介していきましょう。
本日のおすすめシネマは。。
「ダークナイト」
です!
言わずと知れた「バットマン」シリーズの6作目。
なぜ6作目?と思われたかもしれませんが、
それは本作がシリーズの中でも特に優れた名作だと思うからです!
魅力に迫ってまいりましょう。
【こんな方におすすめ!】
・緻密に作り込まれた作品が観たい
・バットマンシリーズが好き
・魅力的な悪役が観たい
・心理を使った戦いが好き
【あらすじ】
「バットマン ビギンズ」での事件から1年後のゴッサムシティ。
バットマン、ジェームズ・ゴードン警部補、そして新任の地方検事ハービー・デントは、
ゴッサムシティを悩ませる犯罪者の撲滅に成功し始めたところだった。
ところが、そこに現れたのは犯罪者ジョーカー。
たちまち、ゴッサムシティを恐怖のどん底に陥れる。
立ち上がるバットマンだが、ジョーカーの姑息かつ極悪非道なやり方に翻弄されてしまう。
ゴッサムシティに再び平和は訪れるのか。。
【観どころ】
①新しいジョーカー像
「バットマン」シリーズの中では、主役バットマンの宿敵として、
"ジョーカー"という印象的な悪役が出てきます。
バットマンを観たことがない方でも、ご存知の方がいらっしゃるのではないでしょうか?
以前もお話したと思いますが、名作ほど、魅力的な悪役がいるもの。
ジョーカーも一度見たら忘れられない強烈なインパクトを持った悪役です。
主役を食ってしまうほどのこのジョーカーに、
今回のおすすめシネマはスポットを当てたいと思います!
本作に登場するジョーカーは、テレビも含めるとシリーズ全体では3代目。
せっかくですから、歴代のジョーカー達を軽くご紹介していきましょう!
記念すべき初代ジョーカーを演じたのはアメリカの俳優、シーザー・ロメロ。
現在のジョーカーからは考えられませんが、
この頃のジョーカーは陽気で愉快なキャラクターでした。
狂った要素はあまりありません。
ちなみに、ヒース・レジャーは本作の演技で彼の口調をかなり意識したそうです。
次に2代目を演じたのは、僕が敬愛している名優、ジャック・ニコルソン。
彼は、ジョーカーを圧倒的な狂気さとユーモアを持った
サイコパスなキャラクターとして演じました。
一般的なジョーカー像は恐らくこの時に出来上がったのではないでしょうか。
ダークな要素も加わっています。
そしていよいよ、本作で3代目ジョーカーを演じた若き俳優、ヒース・レジャー。
なんと彼は、ジャック・ニコルソンによって強固に築かれたジョーカー像をぶち壊し、
彼なりの全く新しいジョーカー像を作り上げてしまいました。
それまでの常識を壊すというのは、強い度胸と実力が必要なはず。
ヒース・レジャーはそのハードルを見事に乗り越えたのです。
狂気的な部分はそのままに、より冷酷で知的で狡猾なジョーカーの誕生です。
こうしてみると、
歴代の名優たちによってジョーカーは形作られてきたというのが分かりますね!
本作のジョーカーは、相手の心理を巧みに利用したそのやり方で揺さぶりをかけ、
バットマンを苦しめます。
僕は、銃を撃ち合ったり取っ組み合ったりする、
何も考えずに楽しめるアクション中心の戦闘も好きですが、
こういった頭を使った心理戦も大好きです。
悪役のはずのジョーカーの発言が深くていちいち胸に刺さるんです(笑)
詳しくは、後述します。
それだけに、ヒース・レジャーが本作を最後に
28歳の若さで亡くなられたのが本当に残念でなりません。
彼の演技をまだまだ見ていたかった。。
鬼気迫るヒースレジャーの圧倒的な演技に注目です!
②ジョーカーの名言
「小さな無秩序で体制をひっくり返す。すると世の中は大混乱に陥る。俺は混沌の使者。
何が混乱を起こす?恐怖だ。」
「人間てのは物事が計画の内だと平然としている。恐ろしい計画でも。」
「分かるか?人間ってのは最期の瞬間に本性が出るもんだ。」
「なぜ俺がナイフを使うと?銃だと速すぎてたっぷり味わえないんだ、
殺される奴の感情がな。」
「今は必要でも不要になったらたちまち世間のつまはじき者。
世間のモラルや倫理なんてものは善人のたわ言だ。足元が脅かされりゃポイ。
たちまちエゴむきだしになる。」
「俺は信じる。死を乗り越えた者は必ず常軌を逸すると。」
上記は、本作に出てくるジョーカーの名言達です。
時にニヒルで、時に切なく、時に虚しく、時に投げやり。
彼の言葉には、ただの血も涙もない悪党ではなく、
人間臭さのようなものがにじみ出ているような気がします。
だからこそ、彼の言葉に胸が締め付けられるのだと思います。
本作でメガホンを取ったのは、クリストファー・ノーラン監督です。
"天才"の呼び声も多い彼の作品は、どれも驚くべき完成度を誇ります。
「メメント」や「インセプション」など、
時には難解とすら思えるほどよく練られた緻密かつ革新的な脚本も印象的。
そんな彼の持ち味が本作でもフルに発揮されています!
彼は、ヒーローだけを際立たせるような作品は作りません。
本作のように悪役にも、スポットライトを当て観衆に感情移入させます。
悪役を、ヒーローに倒されるだけの敵という扱いにしていないんですね。
僕は、元々悪役に感情移入をしやすいタイプだから本作が好きなのかなあ(笑)
反社会的で、荒んだ、ニヒルな感情。
案外、僕達全員の心の中にジョーカーは潜んでいるのかもしれません。。(ミステリー風に)
それではまた次回!
キートンでした。
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