【音楽家×映画紹介】No.19「シザーハンズ」~キートンのおすすめシネマ~

皆さんこんばんは!


DVDを再生させすぎて、DVDプレーヤーが頻繁に壊れる(※現在5台目)


キートンでございます!


無事にキャンプから帰ってまいりました!


僕としては、花火をしないと夏は終われないので、

キャンプで花火ができて一安心しております(笑)


さあ、今日もおすすめの映画をご紹介していきますよー!


本日のおすすめシネマは。。


「シザーハンズ」


です!


僕が大好きな映画監督、ティム・バートンさんの作品ですね。


「チャーリーとチョコレート工場」や「バットマン」など、

そのメルヘンチックで独特な世界観で知られています。


僕はこのような物語性に富んだ作品が好きなので、彼の作品はドストライクです。


シネマポップスの脚本を書く身としても、彼の世界観の強い作品は、

大変良い刺激になります!


魅力に迫ってまいりましょう。


【こんな方におすすめ!】

・物語性の強い作品が好き

・メルヘンチックな世界観が好き

・現実逃避したい

・メジャーになる前のジョニー・デップが見たい♡

・切ないラブストーリーが好き


【あらすじ】

昔々あるところに、町外れの山の上の屋敷に、孤独な発明家が1人暮らしていた。


たくさんの発明品を生み出した彼は、いよいよ、生命を生み出そうとしていた。


人造人間である。


彼は、自分が生み出した人造人間にエドワードと名付け、深い愛情を注いだ。


しかし、エドワードを完全な人造人間にするにはいくつかパーツが足りなかった。


そこで、応急処置として、手はハサミで、心臓の部分はハート形のクッキーで補った。


そして、いよいよきちんとした両手が完成し、エドワードにその両手を披露したその時、

発明家は急な発作により突如この世を去ってしまう。


手がハサミのまま屋敷に一人残されるエドワード。


しばらく時が流れて、ある日、

屋敷に住むエドワードのもとに化粧品セールスの女性がやって来た。


人造人間の物語が始まる。。


【見どころ】


①メルヘンな世界観

やはり、ティム・バートン監督と言えば、この世界観!


代表作の1つ、「チャーリーとチョコレート工場」

は地上波でもしばしば流れているので、ご覧になったことがあるのではないでしょうか。


好き嫌いは分かれると思いますが、

作品を観ただけでこの監督だと分かるくらいの圧倒的な個性!


これってものすごいことだと僕は思います。


それほど突き抜けた個性を持っている人はそれほど多くはありません。


芸術全般に言えることですが、万人から愛される作品を生み続けられる人。

これは間違いなく、"天才"です。


ずっと第一線を走り続けておられる芸術家の方々は、

努力・運・才能など総合的に見て、天才と言えると思います。


ですが、その一方で、万人受けはしなくともその人にしか作れない個性的な作品、

独特の世界観の作品を生み出すことができる人もいます。


こちらもやはり"天才"だと僕は思うのです。


それこそ、観たり聴いたりするだけで、あの人が作ったんだと分かる程の個性。


絵画で言う、ピカソのように。


その意味で、ティム・バートン監督も"天才"と言えるのかもしれません。


おっと、話が脱線してしまいました(笑)


ティム・バートン監督の作品は、世界観だけでなく、物語としても良くできていて、

設定や構成なども含めて完成度が高いです!


さて、お気づきの方もいるかもしれませんが、ティム・バートン監督と

本作主演のジョニー・デップはタッグを組むことが非常に多いです。


その数なんと本作を含め8作品!


本作のジョニー・デップはまだスターダムにのし上がる前の駆け出しの頃。


この頃から、ティム・バートン監督には光るものが見えていたのでしょうか。

初々しい彼の演技にも注目です!


②人間と人造人間の対比

本作で出てくるのは、1人の人造人間と人間たちです。


初めは街の人々の人気者だったエドワードでしたが、

途中からその関係に少しづつ歪みが生じ始めます。


その原因は特定の人間による"悪意"でした。


そして、その悪意は物語の最後までエドワードを苦しめます。


一方で、人造人間のエドワードは、生まれたての赤子のように"純粋"です。


まっさらで物事の分別もありません。


そして、彼は純粋に人々のお手伝いをし、純粋に1人の女性に恋をします。


結局その純粋さが彼を追い詰めることになるのですが。


エドワードは、最後まで1人の女性を"純粋"に愛し続けるのです。


人間の"悪意"と人造人間の"純粋さ"。

それが本作では、対比的に描かれています。


ティム・バートン監督は、人間の"悪意"を描くことで、

人造人間の"純粋さ"をより際立たせたかったのでしょうか。


それとも人間の汚さ・醜さを強調したかったのでしょうか。


監督の真意は分かりませんが、どんなに周りの人間にひどい目に合わされても、

1人の女性を愛そうとする人造人間の姿には胸が締め付けられます。


これこそ究極の「プラトニックラブ」ですね。


切なくも美しいラブストーリーをお楽しみください。


それではまた次回!

キートンでした。

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