こんばんは!ロビンです!
ついに本日退院!!
自由だーーーー!!
入院生活を振り返ると、
ブログや作詞等、ンスティンの活動をするか、
入院してる5才の女の子と遊ぶか!
現在とてつもなく自分の子供が欲しくなっております。。
それから楽しかった病院イベントといえば、
ロッカーの鍵をなくし、
看護婦さんと大宝探し大会を開催!!
※結局ゴミ箱から発見!笑
なかなか愉快な入院生活でした^ ^
さらにはンスティンの初タイアップ作品「青の頃」が先ほど解禁されました!
ぜひ音楽とともにドラマ見てください^ ^
さて、今日は五島日記の続きです^ ^
前回のはこちら
本日は珍しく、
とても真面目なお話です。
いつもの一筆書きではございません!
長くなりますが、
なんとしても読者様にとって、読む価値あるものにします。
読み終わった後に、
何かを感じて頂くことができたら幸いです。
特に同じ世代の人には、読んでもらいたいです。
それでは、スタート!!
【6/29 5日目】
この日もライブが決まっており
ステージドリンクとなる湧き水を汲みに、
自然を楽しみながら散歩しました!
やっぱり生きている水の力は凄まじい。
水に浸かり、飲み、
なんだかパワーがみなぎってきます。
この日は
前の晩のライブ疲れも癒したかったのと、
さらにはもう1つ、
どうしても、どうしても最高の歌を届けたい家庭があったので、パワーが必要でした!
その家庭とは、
僕が五島の虜になるきっかけとなった、
大切な大切な家族です。
まずその家族との出会いについて、
ライブなどではよく話すのですが、
ブログ読者の皆さんにもどうしても伝えたいので、ぜひ読んでくださいm(_ _)m
〜〜2016年 6月 (1年前)〜〜
免許合宿で、五島自動車学校にやってきた僕、ロビン。
初日早々に、食べ盛りの僕はお腹がすいて、
学校から少し離れた場所に唯一ある売店を探し求めて歩きました!
なんとか到着!
しかし、その日はなんと売店が
閉店。。
「しょうがないから宿へ帰ろう」
と、来た道を戻ると、
庭いじりをしているおばあちゃんに出会いました!
仲良くなり話していると、おばあちゃんは「ちょっと待っとって」と言って
奥からカップラーメンやらなんやら持ってきてくれました笑
ロビン
「おばあちゃん!!!ありがとう!!」
おばあちゃん
「あなた大きいからたくさん食べるでしょう。
それでも足りないわね。かわいそうに。
もうすぐ、息子の嫁が帰ってくるから、
隣町のスーパーまで乗せてもらって」
!!!
いきなり現れた見ず知らずの僕に対して、
なんて優しいんだろう!
正直、この時点ですでにたくさんの食料をいただいていたのですが、
ここは流れに身を任せ、
おばあちゃんの優しさを全力で受け止めることにしました。
ロビン
「はいっ!!!ありがとうおばあちゃん!!!」
そして、帰ってきたお嫁さんと挨拶を交わし、そのまま2人でスーパーへドライブ!
お嫁さんは元気が目印!!というかんじで、いつも笑っている明るい方!
スーパーで買い物を済ませて車に戻ると、
お嫁さん
「ほら、ロビンくん身体大きいんだから、たくさんお食べ!」
ロビン
「?!!うそーー!!」
なんと、
僕の分を、大きい袋いっぱい詰まったのを2つ分の食料を買っていてくれていたのでした。
そのまま帰りの車では、
東京でのバンド活動の話や、これからのビジョン、夢の話までして、
(お嫁さんはとっても聞き上手)
あっという間に自動車学校合宿所まで到着。
お嫁さん
「私、明日には島を出ないといけなくて、
ロビンくんの滞在中はもう会えなくなるんだけど、また次回きたとき歌聴かせてね^ ^」
ロビン
「あらーーそうなんですかー!!
はい!!また必ず歌わせてください!!
五島の歌作ります!!
本当に本当にありがとうございますm(_ _)m」
と、さよならしました。
この素敵な家族との出会いが、
五島にきて1番最初に受けた恩恵でした!!
その後に作ったのが、
ライブでも何度も披露している、
五島の歌『のびやかな彩』です。
〜〜2017年 6月 それから1年後〜〜
五島へ帰ってきた僕は、
全く予想をしていなかった衝撃的な事実
を知ることになりました。
おばあちゃんたち家族にサプライズしようと、五島に来て真っ先に会いに行ったのですが、
すれ違いがあり、なかなか会えない日々が続いていました。
そんな中、五島で開催したライブのスタッフから連絡が。
「今日はお疲れ様!
ロビンくんと仲良しのおばあちゃんは、
私のおばさんなんです!
とっても会いたがっていました。
実は、去年君を乗せて買い物に連れて行ってくれたおばさんの家のお嫁さんは
今年、亡くなっています。
もしお嫁さんが生きていたら、
車で一緒にライブに行きたかったと残念がっていました。
ロビンがんばれ!とおばさんが言っていました!」
言葉を失いました。
次の日、
お線香をあげに、お嫁さんのもとへ。
おばあちゃんと久々の再会。
おばあちゃん
「久しぶりだねぇ本当に帰ってきたね。
本当にありがとうね。
ライブとても行きたかったんだけど、
どうしても足が悪くて行けなかったの、
わざわざありがとうね。中へお入り!」
とても元気に迎えてくれ、安心しました。
僕はお線香をあげながら、
心の中でお嫁さんに話し掛けました。
「お嫁さん。
あなたがくれた 優しさをきっかけにして、今こうして僕は五島の虜になっています。
本当にありがとうございます。
五島の歌¨のびやかな彩¨を作ったのは、お嫁さんをはじめ、五島民のたくさんの優しさを形にしたかったからです。
生前に約束したことは果たせなかったですが、今、心を込めて歌わせてください。」
お嫁さんに向けて、
「のびやかな彩」
を全力で歌いました。
のびやかな彩の歌詞の一言一言が、
今までとは全く違う世界観に包まれ、
途中からその場にいた全員が泣いてしまいましたが、
しっかりと届けるぞ と、
リズムだけは崩さずに、歌いきりました。
そのあと
おばあちゃんとたくさん思い出話をし、
僕のいない間に何があったのか聞きました。
僕が一年前に出会った時には、
お嫁さんは既に病気を患っていたそうです。
お嫁さんが五島を離れたのは、
「最後まで治ることを信じ、治療に専念するため」。
前向きだった彼女らしい理由です。
僕は今までに何度か身内の死を経験していますが、その都度
「人の死を悲観的に捉えすぎるのは良くないな、その人の分まで強く生きよう」
と自分に言い聞かせ、プラスに捉えてきたつもりでした。
しかし、今回のお嫁さんの死を実感した時に、
とても考えさせられました。
「1年前に、あんなに笑顔で、
元気が目印だった心優しい嫁さんが、
こんなに早く逝ってしまうなんて。
もう少し早く五島にこれたら。
早く売れてテレビにたくさん出てたら、聴かせられたかもしれない
もっと取り組めたはずだ。」
そんなことを、たくさん考えました。
お嫁さんにはお子さんもいて、
家族を置いて逝った、嫁さんの気持ちを想うと、今にも感情が溢れてきそうです
おばあちゃん
「おばあちゃん足悪いから聴きに行けないけど、テレビ出るの楽しみにしてるからね」
ロビン
「はい。必ず!
五島にも、また直接歌いに来ます。
おばあちゃん、それまで絶対に元気でいてくださいね!」
その日の夜はライブが待っていたのと、
他にも約束があったので、
おばあちゃんを優しく抱き締め、
こんな感じでおひらきとなりました!
僕は、生前のお嫁さんと約束したように、
今回もまたおばあちゃんと約束をしました。
それは、単なる口約束だけれど、
絶対に守らなければならない。
約束に責任を持って取り組まなければいけない。
今までの人生、
口だけは大きいことを言って、
その通りになるように
自分にプレッシャーをかけてきたつもりでしたが、
ここまで
「口約束や自分の発言」
に責任を感じたことはないです。
どんなに心が豊かな、優しい人でも、
いつ何があるかわからない。
命には限りがあるから、
ずっと待ってくれない。
おじいちゃんおばあちゃんなんて特に、
長く生きてきたのだから、
あと5年生きれるか、本当にいつ逝ってしまうか、それだけはわからない。
それに怯えてる暇もないし、
焦って進んで、迷っている場合じゃない。
僕らのライブは特殊で、
子供から高齢の方まで、
親子三世代が揃うライブ。
現に僕らの活躍を楽しみにしている高齢の方、子供たち、家族がたくさんいる。
顔のわかる、大好きな人たちとの約束は絶対守りたい。
介護施設に行ってライブして高齢者と触れ合ったり、
保育園や小学校ライブで子供たちと触れ合ったりしていると、
ある共通点に気が付きます。
それは、
子供と高齢者が誰よりも、
テレビでの活躍を楽しみにしてくれている
ということ。
子供は親を説得しないとどこにも行けないし、
高齢者も自由に外に出れる人は少ない。
すると、必然的に家の中、施設の中が全てで、外部との繋がりは
テレビになってきます。
だから高齢者と子供にとって、
TVは自由で楽しい。
僕が音楽活動する上で何よりも大切にしていることは、
顔見知りの人たちを楽しませたい。
ということ。
そして、
人生で最も大切にしていることは
好きな人と一緒にいること。
SNSも発達しているこの時代、
自分たちだけで上手いこと食べている芸術家はたくさんいます。
僕も、
五島にきたときみたいに
ギター一本持って冒険して、
常に新鮮なことをしながら、
歌っていくことはとっても楽しいし、
「あーここに移住して愛を持って取り組めば、歌だけで生きていける」
と本気で考えることもありました。
でも、
顔見知りの
家族、友達、先輩後輩、
じいさんばあさん、子供たちに喜んでもらいたいんです。
そして、
僕の恩人であり、人生をともにすると決めた大好きな仲間
チャーリー、キートン、ハロルドと
早いとこ売れて絶対にテレビにバンバンでる存在になりたいです。
だから
僕はこのメンバーといるために
冒険に出てしまったとしても、必ず帰ってきます。
現在ルームシェアしているキートンに、
「なかなか家に帰ってこないから、
急に無人島に移住したりしそうだよね。笑」
とジョークでよく言われますが、
そんなこと今は絶対ないです!
ンスティンのメンバーと共に
1人でも多くの、
顔見知りの大切な人との約束を果たすため、楽しんでもらうために、
僕は命を全部使って歌い続けます。
***
おばあちゃんへ。
絶対このブログ見てないけど、
僕は勝手に誓っています。
テレビ!それも、おばあちゃんが見る確率の高いNHK!!
必ず間に合わせるから待っていてね。
***
お嫁さんへ。
今、あなたの歌を作っています。
未熟すぎる僕にとっては抱えきれないような大きなテーマですが、
それでも何が何でも形にします!
この曲ができたら、
たくさんの人にあなたからもらったあふれ出ていた優しさを伝えていきます。
おばあちゃん、旦那さん、息子さんにも、なんとしても届けてみせます。
この記事を書くこともとても迷い、
五島の家族にも相談に乗ってもらいました。
でもお嫁さん、あなたはそれを絶対に喜んでくれる人ですし、
どうしても自分の整理と、
僕の周りの人にもこの経験を伝えたかったです。
あなたを想うと、今を全力に、清く正しく進まざる終えません。
本当にありがとうございます。
これからも、大好きな人に喜んでもらえるように歌い続けます。頑張ります。
***
さいごにまとめ。
今はお嫁さんのことを想うと、
悩みなんて吹き飛びます。
しかし、生命が移り変わるように、
人の悩みも消えては現れ、
尽きることはありません。
僕はよく、「ロビンは怒るの?」と聞かれるくらい、一見穏やかに見えるそうですが、
もちろん僕だって自分の精神状態に比例して、頭にくることもありますし、
いつも弱い自分と戦っています。
「人の悩みの全ては人間関係からくる」
という話をよく聞きます。
僕は、人間関係で不快感を感じたり、
悩んだ時に、考え方の工夫をするようにしています。
大変失礼ながら、
相手の子供の頃を想像したり、
相手が万が一亡くなってしまった時
のことを想像するようにしています。
そうすることで、
今の自分の感情と切り離し、
客観的に相手と接すること
をほとんどの場合にできるようになってきています。
そして、今回の件で、
さらに工夫をプラスするようになりました。
自分が、あらゆる感情や欲望に揺さぶられ、やるべきことから離れそうになったとき、
過去に自分が約束した、
自分の活躍を心待ちにしてくれている人の顔を思い浮かべるのです。
そうすると、
そんなことしている暇はない!
と、すぐにまた動き始めることができます。
口約束、守れるように、そうやって生きます。
生命の移り変わりは、全員避けては通れないこと。
いつ完成するかは、わかりませんが、僕はいまそんな歌を作っていて、
曲を産むのであれば、
我が子のように責任持って愛さなければいけない。
この曲のテーマを受け入れて、向き合い、歌いこなせるように、生きます。
お嫁さんと次会う時、
胸ば張って会えるように
人生を生き切ります。
心より、ご冥福をお祈りします。
廣島 祐一朗
NSTINDANCETON Robin
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