【音楽家×映画紹介】No.14「雨に唄えば」〜キートンのおすすめシネマ〜

皆さんこんばんは!


映画を選ぶ時に最初にチェックするのは、ストーリーや設定が面白いかどうか。


キートンでございます!


ここ最近、あいにくの天気が続きますね。

でも、皆さん、安心して下さい。


やまない雨はない!!(←これが言いたかっただけ)


それでは、早速今週も始めて参りましょう、

"キートンのおすすめシネマ"のコーナー!


さて、本日のおすすめシネマは。。


「雨に唄えば」


です!


ああ、ついにこの作品をご紹介するときが来てしまいましたか。。


僕は今までたくさんの映画を観てきましたが、


もし1つだけお気に入りの作品を選べと言われたら、


あるいは、


最もあなたの人生に影響を与えた作品は?


と聞かれたら迷わず本作と答えるでしょう。


それくらい大好きで、僕の人生の価値観に大きな影響をおよぼした作品です。


ちなみに本作は僕だけでなく、我々NSTINDANCETONにも少なからず影響を与えています。


本作の影響から、一時期レトロな世界観をイメージした衣装を着ていたこともあったし、


我々の楽曲「ロマンスに唄えば」のタイトルや

「良かったら、傘を」のテーマや世界観にも影響を与えています。


それだけに、非常に思い入れの強い作品です。

少し長くなるかもしれませんがお付き合い下さい!


【こんな方におすすめ!】

・レトロな映画が好き

・ネガティブだ

・人生がつまらない

・雨が嫌いだ

・ミュージカルが好き

・コメディが好き

・極上のエンターテイメントが見たい

・ハッピーな気持ちになりたい

・自分の価値観を変える作品に出会いたい


【あらすじ】

舞台は、サイレント映画全盛の時代。


俳優のドンと大女優リナ・ラモントは映画の大スターだ。

2人は、世間に大物カップルともてはやされていた。


しかし、実際のところは、リナが一方的にドンに惚れているだけであった。


そんな中、ドンは駆け出しの女優キャシーと恋仲になってしまう。

やがて、世界初のトーキー(発声)映画「ジャズ・シンガー」

が大成功をおさめたことにより、ハリウッドにトーキーの波が押し寄せる。


時代は今移り変わろうとしていた。。


【見どころ】

①極上のエンターテインメント


本作の凄いところは、役者たちの演技、表情、歌、動き、

どれを取っても一級のエンターテインメントになっていることです。

特に、役者たちの豊かな表情は、観ているこちらまで愉快な気持ちになります!

落ち込んだときや憂鬱なときに観ると、励まされるはずですよ。


本作はストーリーというよりは、

パフォーマンスや音楽、世界観に注目したほうが楽しめると思います。


エンターテインメントとはかくあるべし、というお手本のような作品ですね。


僕達も最高のエンターテインメントを常に皆さんに提供していきたいと思っているので、

本作は本当に刺激になります!


音楽で路頭に迷ったときには、再び本作に戻ってくることでしょう。


②名曲・名シーンの数々


「雨に唄えば」と言えば、傘を持ったジーン・ケリーが土砂降りの雨の中を、

タップダンスを踊りながら主題歌の「Singin' in the Rain」を歌うシーンが

あまりにも有名です。

僕は、小学生の頃、このシーンのパロディを某お笑い番組で見たことがあり、

存在そのものは知っていました。


しかし、それはあくまでお笑い。

当時の僕には、「へえ、そんなシーンがあるんだなあ」というくらいの認識でした。


ところが、それから10年以上の時が流れて、初めてみたこのシーンに、

僕は雷に打たれたような衝撃を受けました。


土砂降りというシチュエーション。

普通に考えればネガティブな状況で、気持ちもブルーになるところでしょう。


しかし、主役のジーン・ケリーは、傘を持っているにも関わらず、

あえて雨に打たれて、歌いながらこの雨を大いに喜ぶのです。


ここで「Singin' in the Rain」の歌詞を一部抜粋してみたいと思います。


以下、一部抜粋


★雨の中で歌ってるんだ

ただわけもなく歌ってるのさ

なんて晴れやかな気分

また嬉しさがこみあげる

頭上の黒雲を笑ってやるさ

僕の心は太陽がいっぱい

恋の準備はできている★


なんと前向きな歌詞なんでしょうか。

僕は、この中の「ただわけもなく歌ってるのさ」という部分に着目します。


皆さんが楽しい気持ちや嬉しい気持ちになるのはどんなときですか?


ディズニーランドに行ったとき?おいしいものを食べたとき?人に褒められたとき?


そうですね、どれも確かにハッピーな気持ちになれるでしょう。

しかし、このシーンのメッセージは違います。


彼は、決してハッピーな状況にいるわけではありません。

むしろ、逆でしょう。

ため息をついて、舌打ちの1つでもしたくなるような状況。


でも、彼はとても晴れやかでハッピーな気持ちになっている。


このシーンで言いたいのは恐らく、

嬉しい気持ち、ハッピーな気持ちになるのに理由なんていらないということ。


人は何かいい事があるからハッピーになれるのではなく、

何も無くてもハッピーになれる、ということではないでしょうか!


周りの出来事や環境に左右されていては、喜びを維持することはできません。


外界のことなどなんのその。

常に胸から湧き上がる喜びこそ真の喜び!


彼の内側から溢れ出る喜びは、土砂降りくらいでは少しも揺るがないのです。


何か急にセミナーみたいになってきましたね(笑)


このシーンの、ジーン・ケリーの表情がまたたまらなくいいのです。


涙が出るくらい感動を覚えた名シーンで、

僕はこのシーンでものの考え方が大きく変わりました。


この梅雨の時期にはまさにぴったりですね!


しかーし!

このシーンはもちろんですが、本作には他にも様々な名曲・名シーンがあります。


僕がもう1つとても好きなシーンがあります。

それは、ドナルド・オコナーが、「Make 'em Laugh」を歌うシーン。

本作は、どうしてもジーン・ケリーの演技に目がいきがちですが、

彼の演技も本当に素晴らしいです!


そのパフォーマンスはまさに驚きのクオリティ。

この曲の歌詞もたまらなく良いです。


このシーンも詳しく書くと長くなってしまうので、

気になった方は実際に本作をご覧下さい!


本作を観る前と後では、きっと人生が違って見えるはずですよ!


極上のエンターテインメントをあなたに。


それではまた次回!

キートンでした。

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