皆さんこんばんは!
回想シーンが入ると、時系列がわからなくなる。
キートンでございます!
梅雨に入り、荒れた天気が増えてきましたね。
でも、そんなときこそ心を落ち着かせて、シネマタイム!
それでは、今週も始めて参りましょう、"キートンのおすすめシネマ"のコーナー!
さて、本日のおすすめシネマは。。
「セッション」
です!
2015年に、日本でも公開され大きな話題になった本作。
少し前に話題になった、「ラ・ラ・ランド」の若き映画監督、
デミアン・チャゼル監督の出世作ですね。
既にご覧になられた方も多いかと思いますが、
改めてその魅力に迫っていきます!
【こんな方にオススメ!】
・ただの王道映画じゃもう物足りない。。!
・スリルがほしい
・ドラムが好き
・吹奏楽やオーケストラ経験がある
・鬼気迫るような演技がみたい
・予想を裏切られたい
・音楽に対して強い情熱を持っている
【あらすじ】
主人公のアンドリュー・ニーマンは、才能あふれるジャズドラマーだ。
憧れのジャズドラマー、バディ・リッチのような偉大なドラマーになることを夢見て、
アメリカ最大の音楽学校、シェイファー音楽学校へとやってきた。
日々、孤独に鍛錬を積み重ねるニーマン。
そんなある日のこと。
彼はひょんなことから、シェイファー音楽学校一と名高い名指揮者、
テレンス・フレッチャーのスタジオバンドに招かれる。
突然のことに、胸を躍らせるニーマン。
しかし、そこで彼が見たのは、とてつもなく過激な指導を行う鬼指揮者の姿だった。
怒声を浴びせられ、泣きながら退場させられる生徒。
はたして、ニーマンの学校生活はどうなってしまうのか。。
【見どころ】
①鬼気迫る演技
本作で、鬼指揮者フレッチャーを演じるのは、J・Kシモンズです。
「スパイダーマン」シリーズの新聞編集長役でも、ご存知の方がいるかもしれませんね。
彼は、本作でその鬼気迫る演技が絶賛され、アカデミー賞助演男優賞も受賞しました。
本作を見れば、それも納得。
椅子は投げるわ、罵声は浴びせるわ、頬は殴るわ。
まさに、やりたい放題。
怖すぎてもはや笑ってしまいます(笑)
かと思いきや突然、泣き出したり。
フレッチャーの底の見えない人間性が、巧みに表現されています。
このフレッチャーの存在が、本作の雰囲気全体を作っており、
ミステリアスで、ある種、狂気じみたような独特の世界観ができています。
特に、フレッチャーとニーマンのバトルは本作の大きな見どころの一つ。
フレッチャーの陰に隠れていますが、ニーマンも相当狂気じみています(笑)
でも、この狂気は、2人の音楽への強すぎる情熱の裏返しだと僕はとらえています。
だから、同じく音楽が大好きな僕にも、少し気持ちが分かるような気もします。
2人の音楽への情熱を感じ取ってみて下さい!
②予想できない展開
鬼教師と生徒。
そんな設定は、そう珍しいものではないですが、本作は決して王道的作品ではありません。
次々と裏切られていく予想。
先の読めない展開。
登場人物も展開も、決して一筋縄ではいきません。
「どうせ上手くまとまるんだろ?」
「あー、はいはい、お決まりのご都合主義的展開ね」
とか高をくくっていると、ジャブどころか、強めのアッパーが飛んできますよ(笑)
最後の最後まで、いい意味で気が抜けない作品です。
中々一息をつかせてはくれません!
それにしても、これだけ癖が強くて、衝撃的な作品を、あれだけ大衆受けさせてしまう
デミアン・チャゼル監督の力量はやはりすごい。。
天才と言われるだけはありますね!
(そういえば、「ラ・ラ・ランド」結局観てないなあ。。)
刺激が足りないあなたに。
それではまた次回!
キートンでした。
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