【音楽家×映画紹介】No.12「セッション」〜キートンのおすすめシネマ〜

皆さんこんばんは!


回想シーンが入ると、時系列がわからなくなる。


キートンでございます!


梅雨に入り、荒れた天気が増えてきましたね。

でも、そんなときこそ心を落ち着かせて、シネマタイム!


それでは、今週も始めて参りましょう、"キートンのおすすめシネマ"のコーナー!


さて、本日のおすすめシネマは。。


「セッション」


です!


2015年に、日本でも公開され大きな話題になった本作。


少し前に話題になった、「ラ・ラ・ランド」の若き映画監督、

デミアン・チャゼル監督の出世作ですね。


既にご覧になられた方も多いかと思いますが、

改めてその魅力に迫っていきます!


【こんな方にオススメ!】

・ただの王道映画じゃもう物足りない。。!

・スリルがほしい

・ドラムが好き

・吹奏楽やオーケストラ経験がある

・鬼気迫るような演技がみたい

・予想を裏切られたい

・音楽に対して強い情熱を持っている


【あらすじ】

主人公のアンドリュー・ニーマンは、才能あふれるジャズドラマーだ。

憧れのジャズドラマー、バディ・リッチのような偉大なドラマーになることを夢見て、

アメリカ最大の音楽学校、シェイファー音楽学校へとやってきた。


日々、孤独に鍛錬を積み重ねるニーマン。


そんなある日のこと。


彼はひょんなことから、シェイファー音楽学校一と名高い名指揮者、

テレンス・フレッチャーのスタジオバンドに招かれる。

突然のことに、胸を躍らせるニーマン。


しかし、そこで彼が見たのは、とてつもなく過激な指導を行う鬼指揮者の姿だった。


怒声を浴びせられ、泣きながら退場させられる生徒。

はたして、ニーマンの学校生活はどうなってしまうのか。。


【見どころ】

①鬼気迫る演技

本作で、鬼指揮者フレッチャーを演じるのは、J・Kシモンズです。


「スパイダーマン」シリーズの新聞編集長役でも、ご存知の方がいるかもしれませんね。


彼は、本作でその鬼気迫る演技が絶賛され、アカデミー賞助演男優賞も受賞しました。


本作を見れば、それも納得。


椅子は投げるわ、罵声は浴びせるわ、頬は殴るわ。


まさに、やりたい放題。


怖すぎてもはや笑ってしまいます(笑)


かと思いきや突然、泣き出したり。


フレッチャーの底の見えない人間性が、巧みに表現されています。


このフレッチャーの存在が、本作の雰囲気全体を作っており、

ミステリアスで、ある種、狂気じみたような独特の世界観ができています。


特に、フレッチャーとニーマンのバトルは本作の大きな見どころの一つ。


フレッチャーの陰に隠れていますが、ニーマンも相当狂気じみています(笑)


でも、この狂気は、2人の音楽への強すぎる情熱の裏返しだと僕はとらえています。

だから、同じく音楽が大好きな僕にも、少し気持ちが分かるような気もします。


2人の音楽への情熱を感じ取ってみて下さい!


②予想できない展開

鬼教師と生徒。


そんな設定は、そう珍しいものではないですが、本作は決して王道的作品ではありません。


次々と裏切られていく予想。

先の読めない展開。


登場人物も展開も、決して一筋縄ではいきません。


「どうせ上手くまとまるんだろ?」

「あー、はいはい、お決まりのご都合主義的展開ね」


とか高をくくっていると、ジャブどころか、強めのアッパーが飛んできますよ(笑)


最後の最後まで、いい意味で気が抜けない作品です。

中々一息をつかせてはくれません!


それにしても、これだけ癖が強くて、衝撃的な作品を、あれだけ大衆受けさせてしまう

デミアン・チャゼル監督の力量はやはりすごい。。

天才と言われるだけはありますね!


(そういえば、「ラ・ラ・ランド」結局観てないなあ。。)


刺激が足りないあなたに。


それではまた次回!

キートンでした。

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